大人気の青森アイドル王林が証明する「タレントに必要なのは地頭の良さ」

公開日: 更新日:

 TBS系日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」の王林が、「ドラマでも様になってるじゃないの」とテレビの構成作家の間でなかなかの評判である。

 福山雅治演じるFBI特別捜査官・皆実広見が定宿にしている高級ホテルのスイートルームのバトラー(専属客室係)という役どころで、「部屋で七輪で魚を焼きたい」というような皆実のムチャな注文や言いつけにも見事に応えてみせる。そしてこれが津軽弁。都心で標準語でないホテリエなんてあり得ないが、青森生まれ・青森在住のローカルアイドル王林は「どこでもいつでも津軽弁」がウリなので、「ドラマでもそのままでいい」と言われて初出演となった。

 王林はいま引っ張りだこだ。「ヒルナンデス!」「沸騰ワード10」(日本テレビ系)、「おむすびニッポン」(NHK・Eテレ)などレギュラー5本、その合間にバラエティーのゲスト、ワイドショーや旅番組のリポーター、SDGsキャンペーンのキャスト、地元・青森県警の一日署長など、まあ大忙しである。

 どこがそんなに人気なのか。生成AIに質問してみた。返ってきた答えは、「天然キャラの津軽弁トーク」「圧巻の歌唱力」「青森県への郷土愛」「スタイル抜群」「地頭の良さ」の5つだという。たしかに、170センチの長身・美脚で、頭の回転は速いし歌もうまい。でも、その程度なら芸能界にはゴロゴロいて、何回か番組に出てたちまち消えていく。王林はどこが違うのだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手