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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

TBS安住紳一郎は役員待遇、NHK松尾剛は早期退職…人気アナ「泣く人」と「笑う人」

公開日: 更新日:

NHK高瀬耕造は武田真一に続け?

 そんなふうに出世街道驀進中の安住のような局アナもいれば、辞めるアナウンサーも多い。先日もNHK松尾剛の退局のニュースが流れた。20年から広島放送局に所属、東京では見る機会も減ったが、5月の広島サミットの際、現地からの中継を担当し、こんなところにいたのかと元気な姿を懐かしく思ったばかり。

 東京アナウンス室時代は「サタデースポーツ」などスポーツ番組や「おはよう日本」「ニュースシブ5時」などの報道・情報番組で活躍した。個人的には京都の料理人・大原千鶴さんとの名コンビの「京都人の密かな愉しみ」もよかった。

 白髪交じりのツンツン頭と眼鏡がトレードマーク。NHKのアナウンサーにしては明るく、硬軟持ち合わせ使い勝手がいい印象だ。現在55歳。早期退職制度を利用し、早ければ今月中にも退局するという。フリーへ転身する意向はないというからもったいない。

 NHKといえば大阪局に居た武田真一も2月に退局し、現在日本テレビ「DayDay.」で朝の顔になった。武田も55歳での新天地。3月には「おはよう日本」でスポーツキャスターを務めた堀菜保子も退局した。

 先日、「ニュースウオッチ9」で、新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡したと遺族が訴えているにもかかわらず、放送ではコロナ感染で死亡したと報じた件がBPO審議入り。さらにはBS番組配信に不正予算計上が発覚し、白紙撤回すると謝罪するなど屋台骨がぐらつくNHK。沈む船から逃げる鼠のごとく優秀な人材が逃げていく?

 そう考えると現在、大阪局にいる高瀬耕造も怪しい。毎週「ニュースきん5時」でお目にかかるが、そのはじけっぷりは武田に続こうと画策しているようにも見える。林遣都似の高瀬なら武田よりも女性人気もありそうで、民放で需要があるかも。

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