ジャニーズへの追及は「記憶にない」と言い張る東山紀之の記憶が戻るまで続く

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 ジャニーズ側は10月10日、NGリストは事務所の了解をとらないまま、運営するコンサルティング会社が独断で作成したものだと公式サイトで説明した。だが、そんな言い分を信じるのは狂信的なジャニーズオタクしかいない。第一、言い分があるのなら、堂々とメディアを集めて直接言えばいいではないか。それだけ後ろめたいのであろう。

 さらに驚いたのは、やはり公式サイトで、「被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数ある」から、報道機関は告発している人間の言い分をうのみにして垂れ流すのではなく、十分検証しろよと言い出したことである。

 確かに便乗して一儲けしてやろうという魂胆のやからはいるに違いない。

 だからといって、これまでの報道の大筋が間違っていたわけではない。追い詰められた側が相手の瑕疵を見つけて言い募る、よくある手法である。

 マスコミと対立するなどとたわけたことを言う前に、ジャニー喜多川の魔の手がどこまで及んでいたのか、東山はもちろん、キムタクや嵐、他の有名グループにも聴取して、結果を公表すべきだ。彼らの多くが「記憶にない」と答えるにしても。(文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

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