新エージェント会社は公募時期すら未定…宙ぶらりん「SMILE-UP.」マネジメント代行で憶測呼ぶ

公開日: 更新日:

 旧ジャニーズ事務所が10月17日、新会社「SMILE-UP.(スマイルアップ)」としてスタートを切った。同月2日の会見で、同社は故ジャニー喜多川氏による性加害の被害者への補償に専念し、役割を終え次第、廃業すると発表。

 旧ジャニーズ事務所に所属していたタレントは、マネジメントの新会社とエージェント契約することになる。会見から半月、17日になってファンクラブの会員向けのサイトで、31日まで新会社の名称の募集すると発表。社名案や込めた思いを応募できるというが、本来ならスマイルアップの設立までのタイミングで新会社にタレントを移籍できる状況をつくっておくべきだろう。どのタレントがエージェント契約するのかも不明な状況だ。そんななか、SNSでザワついたのはスマイルアップの公式HPに「所属グループ・アーティスト」として旧ジャニーズ事務所所属タレントやグループ名が記載されていることだ。

 マネジメントやファンクラブなども当面同社が代行するというが、あまりに対応が後手後手だ。

「"ジャニーズ"の名前を消すことを優先して日程を発表したとみられますが、結局、新社名のスタート時期も所属タレントの改名時期など今後の見通しも未定。そもそも、肖像権や楽曲などタレントがエージェント契約する際の条件も明らかになっていない。だから仮にタレントが出ていきたくても、出ていけないでしょう。中途半端な状況で、スマイルアップをスタートさせてしまったから、HPを見た人からは、屋号をスマイルアップにかけ替えただけで、『改革は形だけでは?』『タレントを引き留めるために伸ばし伸ばしにしている?』『エージェント会社もスマイルアップとずぶずぶになるのだろう』など憶測がうまれています。また、9月末にジュリー氏の代表権がなくなり、旧ジャニーズ事務所から独立したはずの株式会社TOKIOもファンクラブサイトに掲載されていることに疑問の声があがっています」(週刊誌記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  3. 3

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  4. 4

    回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に

  5. 5

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  1. 6

    「リースバック」で騙される高齢者続出の深刻…家を追い出されるケースも

  2. 7

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 8

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  4. 9

    千葉工大が近大を抑えて全国トップに 「志願者数増加」人気大学ランキング50

  5. 10

    三山凌輝活動休止への遅すぎた対応…SKY-HIがJYパークになれない理由