女性弁護士ドラマがヒットする法則 平手友梨奈「うちの弁護士は手がかかる」の生意気ぶりが痛快

公開日: 更新日:

 これまでにも、そんな魅力的な女性弁護士はいた。「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子」の米倉涼子、「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明」の天海祐希は、ともにやり過ぎで弁護士資格を剥奪されているが、豊富な法律知識と経験で詐欺商法の結婚相談所経営者、悪徳不動産ブローカー、モラハラ医師、腹黒政治家をコテンパンに。

「元彼の遺言状」では綾瀬はるかの大食い弁護士が相棒の大泉洋を振り回し、「タリオ 復讐代行の2人」でも元弁護士の浜辺美波が、正義感がやたらに強い変な詐欺師と組んで、悪人どもへのリベンジを代行した。川口春奈常盤貴子も破天荒な弁護士を演じたことがある。

■女性弁護士ドラマがヒットする法則

「女性弁護士ものに共通しているのは“懲らしめ”です。事件の複雑な謎解きをしたり、法廷で巨悪と対決したりという本格リーガルドラマではなく、威張るだけの無能上司、嘘つき男、自信過剰オンナ、インチキ話でだます友人など、身近なトラブルの小悪党を追い詰め、ひと泡吹かせるところが見どころです。視聴者は自分の体験と重ねてすっきりし、どんな強敵相手でも引かない、あきらめない、必ず恨みを晴らしてくれる女性弁護士たちを応援したくなります。まあ、今どきの勧善懲悪劇といったところでしょうか」(前出の編集デスク)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ