明石家さんま年末年始特番“出ずっぱり”に思う 正月風物詩だった「BIG3ゴルフ」打ち切りの理由

公開日: 更新日:

68歳さんまが唯一気を吐く

「番組の進行は当時、元フジテレビの看板アナだった逸見政孝さん(1993年没)、後に川端健嗣アナ、ナレーターは関根勤と松尾伴内が担当したんです。ゴルフ好きはもちろんのこと、ゴルフが趣味でない視聴者からも人気がありましたが、突然、打ち切りになった。“3人のスケジールの調整がつかなくなった”と理由とされていましたが、タモリは6連覇を含めて8回優勝してますから、実力差が打ち切りの原因と思った視聴者もいたようです」と言うお笑い関係者はこう続ける。

「正直、ゴルフはさんまのほうが上手い。たけしもムラがありますが、真剣にやればタモリより上手いと思います。2人はバラエティー番組だからと、笑いを取ろうとしてプレーしていたんです。タモリは本気でプレーしていました」

 筆者は当時、雑誌でたけしの連載を担当していた。ある年は、連載取材日がビッグ3の収録最終日で、取材場所に現れたたけしは「タモリはマジにゴルフをやるから、面白くない。番組は止めた」と開口一番、語ったのを記憶している。

 あれから24年の歳月が流れた。タモリは「終活に入った」と言い、たけしにはかつての勢いはない。さんまは還暦前に60歳で引退をほのめかしながらも活動を続け、68歳になってもさまざまな番組に引っ張りだこで一人気を吐いている。正月も元旦の「さんタク」(フジテレビ系)他3本の特番を抱えている。年末年始の顔であるさんまは、タモリ、たけしより若いからか、ビッグ3の中でいくらか元気に見える。さんまがいつまで第一線を張れるかに注目したい。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」