著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

山﨑賢人に漂う“若き日の真田広之”のオーラ…「アクション俳優」の座は確立間近

公開日: 更新日:

 昨年11月3日に公開された「ゴジラ─1.0」の大ヒットでアニメに押されがちだった実写映画が見直され出した。昭和の映画評論家・水野晴郎の名言を借りれば「映画って本当にいいものですね」の時代の再来も夢ではない。

 映画・ドラマ界を支える俳優陣も人材豊富。特に将来を支える若手には菅田将暉、来年の大河に主演する横浜流星、小栗旬、佐藤健と主役級が揃う。使う側が、事務所に忖度などしなければ、誰を起用するかで悩み、俳優にとっては競争が激化する可能性もある。

「イケメン俳優もすでに飽和状態。プラスアルファとなるアピール材料がなければ、思うような仕事に就けなくなる」と映画関係者は言う。実際、若手俳優の動きに変化が見られる。松坂桃李は来年公開の「雪の花-ともに在りて-」で役所広司と5度目の共演。名優との共演で芝居を学び、将来につなげる覚悟がうかがえる。

 ヒット中の「ゴールデンカムイ」で主人公の「不死身の杉元」を演じている山崎賢人も注目される。人気漫画を実写化するにあたり、誰が適役か喧々囂々あったが、「キングダム」シリーズで見せたアクション俳優としての実績が評価された。山崎は4月から「陰陽師0」が公開。夏には「キングダム4」と、今年だけで3本連続でアクション映画に主演。映画界から高い評価を受けている証しだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因