「新プロジェクトX」vs「with MUSIC」、「HOWマッチ」vs「花咲舞」…土曜夜番組“激突バトル”の行方

公開日: 更新日:

 テレビ各局の看板だった「ブラタモリ」「世界ふしぎ発見!」「世界一受けたい授業」が終わり、後継番組がスタートしたが、これが凄いことになっている。お化け視聴率を叩き出したり、社会現象になった伝説の名物番組が次々に“復活”して、土曜のゴールデンタイムに激突しているのだ。

「ブラタモリ」の後に「プロジェクトX~挑戦者たち~」(NHK午後7時30分)が、中島みゆきのテーマソング「地上の星」、ナレーション田口トモロヲもそのままに、「新プロジェクトX」となって18年ぶりに再登場。前シリーズでは1995年の阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件までの“無名のヒーロー”が取り上げられたが、今シリーズはその後の失われた30年といわれる時代に、ひたむきに挑戦し続ける人々が登場する。

「前シリーズは団塊世代から圧倒的な支持を得ましたが、『新』は元気な日本を知らない就職氷河期世代に合わせたラインアップのようです」(広告代理店テレビ担当)

 第1話(4月6日放送)は「東京スカイツリー 天空の大工事~世界一の電波塔に挑む~」だ。以後、カメラ付き携帯電話、三陸鉄道の復旧、世界最長の明石海峡つり橋などが予告されている。女性が主役の物語も増えそうだ。

 その「新プロジェクトX」とガチンコで勝負しているのが「with MUSIC」(日本テレビ系午後7時56分)。放送時間が重なり、司会も元NHKアナの有働由美子と、真正面からぶつかる。ライブの歌唱・演奏だけでなく、アーティストに密着して曲の背景を掘り下げる音楽バラエティーで、日テレでゴールデン帯の音楽番組は34年ぶりという。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった