著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

欲望にまっすぐ 千鳥ノブの大衆好みの「ド真ん中」を伝える言語能力

公開日: 更新日:

「みんなに『すっごい芸能界楽しんでますね』って言われて」
 (ノブ/フジテレビ系「酒のツマミになる話」4月5日放送)

  ◇  ◇  ◇

 今年2月18日、オードリーが自身のラジオ番組「オードリーのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)のイベントとして、東京ドーム公演を行った。同番組にゲスト出演経験のある千鳥・ノブ(44)は招待されて観劇。その際、受付でライブグッズのユニホームを渡された。

 ノブは純粋に楽しみたいし、応援したいからとそれを着て客席に入ると、そこにいた南海キャンディーズ・山里やパンサー・向井、銀シャリ・橋本、ノンスタイル・石田ら「お笑い科学者みたいなメンバー」が、ノブの姿を見て下を向いて笑っていた。その理由を聞いて言われたことを明かした言葉を今週は取り上げたい。普通、芸人はプライドがあるし、観客の目が気になって着れないと彼らは言ったという。

 思えば、ノブは「ミーハー」であることを公言している。ももいろクローバーZBiSHなど、さまざまなアイドルのファンであることも語っているし、流行のドラマの話題もよくする。ヒゲ脱毛やシミ取り美容にも積極的。その結果、インスタグラムのフォロワー数は約300万人に達し、芸人はもとより、芸能界でもトップクラスを誇っている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった