沢田研二は「いたずら心みたいな感じで」80年代の扉を蹴り上げた
表紙に載っているということは、沢田研二のインタビューも載っている。音楽評論家・北中正和に、派手で賑やかな「テレビ出演時の一連の演出の意図」を聞かれ、こう答えている。
「面白半分というか、いたずら心みたいな感じ」
「人を喜ばせたり、驚かしたり、笑わしたりというのが、けっこう好き」
「普通の人にしたら、なにもそこまでせんでもいいのにというようなことも、平気でやれてしまう」
さらに「サービス精神ですか」と聞かれて、「しょせんは喜ばれんことにはしょうがないと思うから」とも語っているのだ。
「この俺様が時代を切り開いてやるぞ!」などという鼻息荒い意志ではない。あくまで「面白半分」「いたずら心」「しょせんは喜ばれんことにはしょうがない」によって、沢田研二31歳は80年代の扉を切り開いた、いや蹴り上げた。
彼にとっても、そして日本、世界にとっても、呆れるほど騒々しい10年間が始まった──。




















