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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

「解決金9000万円」は世間的には普通じゃないが、中居正広には“フツー”の金額なのだ

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 中居正広の“女性トラブル”報道が続いているし、SNSなどでもさまざまな意見が渦巻いている。

 ようやくテレビ各局も報道を始めた。テレビが扱うようになったのは簡単な理由から。中居がコメントを出し、女性とトラブルがあったと認めたからだ。だったら、公に伝えることができるというわけだ。中居も女性側もコメントしていない以上、取材を続けて“裏を取る”ことができない状態では、公共の電波を使う報道としては責任が持てなかった。

 今年に入ってから中居の出演番組は差し替えられたり、または出演部分をカットしての放送が継続していたりするが、スポンサーも困っているとしか言いようがない。女性とトラブルがあったというものの、解決してお互いに口外しない条件というのでは、その内容は想像でしかない。スポンサーが独自に調べることなどできず、解決金9000万円という額から「かなりひどいことがあったのでは……」と推察するくらいだ。

 1日で起きた出来事が原因と信じられているが、きっかけはそうかもしれないし、ごく短期間、「交際」があり、片方が裏切られたと思った状況の可能性だってある。「手切れ金だった」と口にした業界人もいた。

 9000万円という金額は、世間的には普通じゃないが、中居はそれほどの金額とは思わなかったかもしれない。

「中居はケチ」という人もいるが、彼が親族を引き連れて海外旅行に行く時は、すべてお金を彼が出して周囲に払わせないし、使うところは使う人だ。

 僕が想像するところ、弁護士が成功報酬として1割を得たと思われるので、実際の中居の支払額は1億円だろう。短期の交際が破局してモメた後、女性側の弁護士が間に入って「1億円」と切り出したら、中居がポンと支払った可能性もある。減額してくるだろうと踏んだ弁護士も驚いたことだろう。

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