元NMB48高野祐衣さんは実業家に転身 日本酒専門店は3年目、飲食店もオープン予定

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3月に浅草エリアに飲食店をオープン

 アイドルとしてデビューして、群雄割拠の芸能界を一心不乱に駆け抜けた高野さんだが、タレント活動に一区切りをつけて未知なる領域にチャレンジすることに不安や迷いはなかったのだろうか?

「実際、始めてみて分かったのですが、酒屋って本当に薄利多売の商売といいますか、タレント活動とはまた違った部分で大変なことがたくさんなんですよ。でも、わたしは、そもそも思い立ったら、すぐに行動するタイプ。日本酒を通じた感動体験をひとりでも多くの人に味わってほしいという気持ちのほうが強かったので、失敗したらどうしようとか、そこで、ためらうということはなかったですね。ただ、ビジネスは、情熱だけで成功するほど甘くはありません。それまで、わたしは、タレント活動一筋でやってきたので、大学にも行っていませんし、会社勤めの経験もありませんでした。だから、経営者として簿記の知識くらいは最低限、身につけておこうと思って、専門学校にも通ったりもしました。おかげさまで、わたしのことをいまも応援してくださる方々もいるので、日本酒に精通する方々とのつながりも大事にしながら、何か困ったことがあったときはアドバイスをもらい、なんとかお店を継続しています」

「ゆい酒店」は、今年3周年を迎えるが、新たな試みとして、3月に浅草エリアに日本酒が楽しめる飲食店をオープンする予定だという。

「3年目からが本当の真価が問われると思っているので、これまで以上に攻めの姿勢でやっていきたいと思っています。最近は女性の杜氏さんも増えてはいますが、でも、蔵元さんも酒屋さんも日本酒を取り巻く世界は基本的には男性社会。また、職人かたぎの方が多い業界でもあるので、せっかく、すごくいい日本酒を造っているのに、それが、うまく発信できずに、埋もれているというケースもあります。日本酒は、世界的にも注目されている日本の食文化でもあるので、『ゆい酒店』や新たなプロジェクトを通じて、日本酒の知られざる魅力を全世界に発信する架け橋になれたらと思っています」

(取材・文=大崎量平)

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