阪神・小幡竜平が“放出危機”からの大逆襲 2018年ドラフト同期の高卒ショート「最後の砦」に
ついに開眼するのか。
阪神の小幡竜平(24)が21日の巨人戦に「6番・遊撃」でスタメン出場し、自身初の1試合2本塁打をマーク。昨季まで通算2本塁打の男が、前日からの2試合で3発の大当たりだ。
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プロ7年目の小幡は延岡学園高(宮崎)から2018年ドラフト2位で入団した際、「同世代の根尾昂(中日1位=大阪桐蔭)、小園海斗(広島1位=報徳学園)、太田椋(オリックス1位=天理)には負けないように。“小幡世代”と呼ばれるようになりたいです」と、高い目標を掲げた。
同年ドラフトは高卒遊撃手の豊作年。小幡も180センチ、73キロの細身ながら、強肩強打の逸材として早くからプロの注目を集めていたが、3年春の甲子園では「4番・遊撃」で出場するも、初戦で敗退。夏の県大会も初戦で姿を消し、目立った活躍を見せることはできなかった。
「下位指名が有力視される中、『ポスト鳥谷敬』として阪神が順位を格上げして指名した。2015年オフに金本知憲監督が就任して以降、素材重視のドラフトに方針転換。18年オフに就任した矢野燿大監督もこの路線を継承した。クジこそ外したものの、藤原恭大(大阪桐蔭)を1巡目指名したのもその一環です」(アマチュア野球ライター)