デヴィ夫人「12平和党」のSNSへの刺さり具合は? 「バカに出来ない勢力になる可能性は否定できない」と識者分析

公開日: 更新日:

 同党の政策の目玉は何と言っても「犬や猫を食用とすることを禁じる法律制定」。国政を目指す政党としてはユニークと言える動物愛護を前面に押し出しているが、これに対しては《「犬猫食禁止」など声高に叫ぶより、「動物虐愛護待禁止」を法制化でカバーできると思います》といった、動物愛護の政策としては必ずしも“最適解”ではないのではないかとの声は多い。前出の井上氏はまずこの点に着目する。

「近年、ネット上では犬猫に始まり、鳥、ハムスターといった動物の動画が非常に閲覧者を集めており、これらの動物に対する愛護精神がかつてなく高まっている状況です。このような状況下で動物愛護の政策を、細かいマニフェストは別として『客寄せパンダ的な政策』として掲げているのであれば、それほど突飛な戦略とは言えません」

「客寄せパンダ的な政策」で世間の注目を集めるとなると、他に「セットとなる政策」が付随していくことなるのか。井上氏は可能性のひとつとして同党の動物愛護精神がネット上の保守層の一部に受け入れられ、融合していく可能性を指摘する。


「12平和党にその自覚があるかは分かりませんが、『犬や猫を食用とすることを禁じる法律制定』の『犬食禁止』の部分がピックアップされ、犬食文化がある韓国や北朝鮮や中国を嫌う人たちから気に入られ、同党に票が集まる可能性があります。結果、参議院選挙の“第三極”とまではならないでしょうが、『ネット保守層の新たな受け皿』として一定の票数を稼ぐ可能性があります」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも