八代亜紀さん追悼アルバムに封入された“ヌード写真”が物議…死後公開をめぐる是非と波紋

公開日: 更新日:

 真っ向から対立する両者の主張。

 一方、4月21日の発売日を前に、オンライン署名サイト「Change.org」では、「八代亜紀さんの尊厳を保護し、リベンジポルノを阻止する」と題した署名が立ち上がり、大手ECショップでは予約・販売を保留や停止する動きもある。

 この問題、故人の尊厳や肖像権、出版権、遺産相続など、問題などさまざまな論点をはらむと言えそうだが、平行線をたどる両者の主張を前に、芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。

「双方に言い分があり、意見の食い違いはあるでしょう。しかし広い視点で見れば、芸能人にとっては、死亡して忘れ去られていくことが一番辛いことですから、どんな形であれ、こうして話題に上がることは決してマイナスではない。それで楽曲がまた聴かれる機会も生まれるわけです。しかしながら、現状、本人の意思は確認しようもないので、権利をどこが持っているかを明確にしていくしかないと思いますね」

 演歌界の女王として長年にわたり多くのファンに愛された八代さん。天国でこの騒動をどう感じているだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 大物芸能人の死後の遺産を巡るゴタゴタは何かと世間の耳目を集める。【関連記事】も必読だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」