著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

戦時中に禁じられた「禁演落語」をテーマにした舞台に出演した

公開日: 更新日:

 昨日16日から始まった劇団「ラッパ屋」40周年記念にして第50回公演「はなしづか」にゲスト出演している。

 ほかには「面白落語の巨匠」春風亭昇太、「聞かせる落語の巨匠」柳家喬太郎という、独演会のチケット即完の2大師匠を迎え、それこそ昭和初期から太平洋戦争の間、実際にあった「禁演落語」を題材に、当時の落語家たちの悲喜劇を、現役の落語家がストレートに演じる芝居になっている。

 そもそもの企画は、若くして亡くなった劇作家中島淳彦氏と昇太さんが、いつかは描きたいと約束していた芝居だったが、中島氏の死によって立ち消えとなっていた。それをラッパ屋主宰の鈴木聡氏に昇太さんが話したところ、私に書かせてくれということになり今回の公演が実現した。

 劇団ラッパ屋は40年前、早稲田の演劇サークル「てあとろ50'」を前身に立ち上がった「サラリーマン新劇喇叭屋」から始まった。作演出家の鈴木聡氏は、博報堂でCMを作りながらの劇作という二足のわらじでやってきた。代表作にはNHK朝ドラ「あすか」や、木の実ナナさんのミュージカル「阿国」などがある。ジャズと落語をこよなく愛する劇作家だ。私とは以前から「その男」「阿呆浪士」などの作品を演出させていただいた仲だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方