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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

公開日: 更新日:

 これでは演劇人は自分たちの聖地に土足でズカズカ上がり込まれたような気持ちなのだ。

■劇場には魂が宿っている

 とにかく日本は文化行政が無茶苦茶だ。いつもスクラップ&ビルド。国立劇場も青山円形劇場も塩漬けにされ、新しい商業施設ばかりつくられる。

 古い物を残し、修復し、それを観光資産にしている欧米とは考え方が違う。あのアメリカでさえ、古いビル群や劇場や球場が残っている。

 劇場には魂が宿っている。俳優座劇場が吉本によって蘇るのは悪いことではない。しかし、それまでの100年の歴史には敬意を表するべきだろう。

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