「良い運」の引き寄せ方…「自分は運が良い」と信じる心を持つ
「私は運が悪い」という方がいますが、果たしてそれは本当でしょうか?
例えば満員電車で目の前に座っていた人が降り、自分の目の前だけ空く──。きっと、「ラッキー」と思いながら、空いた席に座るのではないでしょうか? 「私は運が悪い」と思っていても、運が良いことは起こるわけですから、結局のところ、自分が決めつけているだけに過ぎません。
テキサス大学のウーリーとケリーは、運に関する研究(2020年)の中で、運を信じる次元は3つあると解説しています。1つ目は「超自然的な力」としての運。2つ目は「予期しないポジティブ(ときにネガティブ)な出来事を説明するために使用する理由づけ」としての運。そして3つ目が「個人的なラッキーに関する信念」としての運です。運とは、何とも都合よく解釈できる存在なのです。
先の研究では、4歳から10歳までの子ども103人を対象に、子どもたちが「運」という考え方をどのように理解し、信じるようになるのかについても調べているのですが、「運を信じる気持ち」は年齢によって変化することが分かったといいます。