(4)穀物から食物繊維を摂取…主食を麦ごはん、全粒粉入りパンに置き換える

公開日: 更新日:

 がんやコロナなどの感染症重症化の予防、ストレスや疲労の軽減、美容や適正体重の維持なども期待できる「短鎖脂肪酸」。

 これを大腸で効率的に産生するためには、発酵性食物繊維を十分な量、食べることが大事だ。

 ところが現代人の食物繊維摂取量は、万年不足している。食物繊維不足が健康を害する理由のひとつは、腸もれ(リーキーガット)が起こるためだ。

 腸内細菌がエサ不足から、海藻などのネバネバ成分と類似の腸の表面を覆うムチン層を食べてしまうため、バリアー機能が低下し、悪玉菌の出す毒素や細菌・ウイルスなどが腸から体内に侵入してしまう。

 それならば、どの食品をどれくらい食べれば、健康効果が見込めるのか。日本食物繊維学会理事長で大妻女子大学家政学部の青江誠一郎教授は、まずは穀物からの食物繊維の摂取を推奨する。

「1950年代までは、日本人は穀物から食物繊維を4~5割、全体で20グラム以上取っていました。それが現在ではどんどん減ってしまって、穀物からは必要な食物繊維量の2割くらいしか取れていません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  3. 3

    錦織圭と西岡良仁の不調に共通する難題…男子テニスの〈パワー・精度〉は爆発的向上している

  4. 4

    森保JのW杯に大いなる不安…三笘薫は「突破力に陰り」、伊東純也は「完治しない故障」

  5. 5

    私のスケジュールを大公開…やっぱりゴルフが好きでなければ続けられません

  1. 6

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  2. 7

    自民元議員・和田政宗氏が参政党に露骨なスリ寄り…宮城県知事選で政策協力、過激政策に“偽情報拡散”の懸念

  3. 8

    小泉今日子は商才もピカイチ! 還暦からの「自分がやりたいこと」を実現させる“先立つもの”の備え方

  4. 9

    司から竹内組長へ…山口組はどう変わるのか

  5. 10

    「時代に挑んだ男」加納典明(45)勝新太郎との交友「図体や印象より、遥かに鋭利なものを持っていた」