男子バスケ日本代表ホーブスHCが「脱八村塁依存」へ…若手主体でアジアカップに臨む思惑
男子バスケのアジアカップ(サウジアラビア・ジッダ)は日本時間8日、グループリーグ第2戦が行われ、世界ランキング21位の日本は、同28位のイラン相手に70ー78で敗戦。1971年(東京)以来、54年ぶり3度目の頂点を目指す日本の決勝トーナメント進出は、10日のグアム戦(同88位)に持ち越しとなった。
今大会は五輪やW杯よりも大会の格が落ちるアジアカップということもあり、八村塁(27=レイカーズ)、渡辺雄太(30=千葉)、比江島慎(34=宇都宮)らのベテランが外れ、富永啓生(24=北海道)、ジェイコブス晶(米NCAA1部のフォーダム大学)ら若手主体の編成で臨んでいる。
これは2027年W杯(カタール)、28年ロサンゼルス五輪に向け、若手に国際舞台で経験を積ませるのはもちろん、NBAスカウトへのショーケース(見本市)とする狙いもある。
日本協会は五輪、W杯での表彰台を見据え、戦力の底上げを図るため、八村以外にも1人でも多くNBAでプレーする選手を増やす方針だ。
昨季は河村勇輝(24=現ブルズ)が渡米し、グリズリーズとはツーウェイ契約を結び、NBAで22試合の出場した。富永はペイサーズ傘下のマッドアンツでプレーし、NBA昇格は果たせなかった。