高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格
高畑がこの「関西屈指の女子校」(予備校講師)に6年間いることはなかった。中学2年の時、ホリプロ主催の「山口百恵トリビュートミュージカル」オーディションに合格。応募総数9621人の中から主役の座を勝ち取り、一気に女優への道が開けた。高校に上がる際は四天王寺に内部進学せず上京した。ピーターパン役に抜擢されるなど、芸能活動が本格化してきたからだ。
高校から入学したのは私立中高一貫校の八雲学園。当時は女子校だったが、現在は男女共学になっている。
堀越高校のような芸能人向けの特別コースがあるわけではないが、女性タレントを数多く受け入れてきた。SPEEDのメンバーだった今井絵理子(現参議院議員)や島袋寛子、先日芸能界を引退した西内まりやも同校の出身だ。
「高畑が他のタレントと違うのは、どんなに忙しくても学業をおろそかにしなかった点。役を演じるために教養が必要だと思っているのでしょう。何より、机に向かうことが好きでたまらないように映った」(制作会社プロデューサー)
現役で法政大キャリアデザイン学部に進学。勉強し続けることは高畑にとって当然の選択だった。だが、すべてが思い通りにいくわけではなかった。舞台をいくつもこなす中、朝の連ドラ「ごちそうさん」でヒロイン杏の義妹役に決まる。大学3年の時だ。