オードリー春日俊彰は「西武園ゆうえんち」の救世主になれるか? 昭和レトロ不発、70億円超減損で窮地
「親会社の西武ホールディングスが100億円を投じて、USJを復活させたと言われている森岡毅氏が率いるコンサルティング会社『刀』にリニューアルを依頼。西武園ゆうえんちは“昭和レトロ”を前面に打ち出し、21年5月にリニューアルオープンしています」(経済ジャーナリスト)
リニューアル当初は“なつかしの昭和”が体験できると、中高年だけでなく若者にも大ウケと盛んに報じられていた。しかし、時の経過とともに不穏な空気が流れ出したという。
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「同ゆうえんちは単体で、22年3月期こそ1723万円ほどの最終利益を計上していますが、23年3月期は3457万円のマイナスと赤字に転落。さらに親会社は23年3月期に32億円、24年3月期に41億円の減損損失を計上しています。これは西武園ゆうえんちに投じた100億円のうち73億円が回収不能とみなしたもので、リニューアルがうまくいかなかったことの証左と言われています。しかし、遊園地のリニューアルに100億円は少なすぎると言われていたため、刀を擁護する声もあがっています」(前出・経済ジャーナリスト)