森川葵×藤井流星に漂う“不安”…賛否両論「スティンガース」のカギ握る新コンビの関係性

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 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「僕は楽しんで見ましたが、どうしても過去作と比べてしまう部分がある」と、こう続ける。

「他人に成り済ます“七変化”があって、チームを率いるリーダー。森川さん扮する二階堂を見ていると、フジテレビのヒット作『コンフィデンスマンJP』と『BOSS』が浮かびます。森川さんも頑張っているし、他のキャストも良かったんですが、連ドラ初主演で長澤まさみさんや天海祐希さんと比べるのはちょっとかわいそうかも。緊迫するところとおふざけのバランスやそれぞれの質が、この2作と比べてしまうと明らかに弱いのは否めません」

 SNS上でも《ツッコミどころ満載なのは別にいいんだけど、“占拠”シリーズみたいに振り切ってないので、ただスベってるだけ》などと言われてしまっている。

「でも、森川さんの部下を演じる藤井流星さんの“道化役”ぶりが意外と効いていて、こういう“お約束”は結構好きな視聴者もいると思いますよ。『コンフィデンスマン』で東出昌大さんが演じた“ボクちゃん”的なポジションがハマるイケメンはあまりいない。藤井さんが大真面目にやればやるほど、そしてひどい目に遭うほど、面白くなっていく気がします」(前出の亀井徳明氏)

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