令和の“ストレスあるある”に好感 「め組の園」番組演出はオードリー若林と南キャン山里を引き合わせたキーマン
続く第2回も「コンビニに出没するストレス客」「インスタバズりたい美容師へのストレス」と身近なシチュエーション2本でさまざまなエピソードを再現。スタジオでコントVTRを見たダイアン・津田篤宏は、たびたび“ストレスを与える側”に共感すると本音をポロリ。“みちょぱ”こと池田美優ら共演者たちから非難され、タジタジになる姿がやたらおかしかった。
「め組の園」の演出は、昨年日本テレビを退社した安島隆氏。筆者は番組を見て、すぐに安島氏が過去に手掛けた『コレってアリですか?』(日本テレビ系。2010年~2011年放送終了)を想起した。番組フォーマットが似ていたからだ。
なかでも、オードリーの若林正恭が“無表情で理解不能な言動をとるいまどきの若者”を演じた再現コント「モンスターヒラタ」は衝撃的で、みるみる人気コーナーになっていったのを覚えている。他方、その若林と南海キャンディーズの山里亮太を引き合わせたのも安島氏だ。ふたりの半生を描いた2023年のドラマ「だが、情熱はある」(同系)は、安島氏がいなければ存在しなかったかもしれない。