妻夫木聡「ザ・ロイヤルファミリー」で“呪い”断ちたいが…災難続き「TBS日曜劇場」秋の改編前から大揺れ

公開日: 更新日:

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「一連の騒動は置いておくとして」と、こう続ける。

「松本さんは2016年、18年に日曜劇場で放送されて大ヒットした『99.9%-刑事専門弁護士ー』の“クセつよ弁護士”がハマり役でしたが、今回は真摯に患者と向き合う総合診療医という真逆のキャラ。かなり頑張っていますが、穏やかで誠実な役どころなのに、どうもうさんくさく感じてしまうのは僕だけではないはず。ただ、医療もののヒーローと言えば人間的には問題があっても技術は天才的というのが主流だし、それなら同じ嵐の二宮和也さんが『ブラックペアン』でやってますからね。真逆のキャラへの挑戦とか、派手な演出の多い日曜劇場の中では逆に新鮮という見方もできます。実際、《こんな優しいお医者さんに診てもらいたい》なんて意見も多いようです」

 下降気味とはいえ、視聴率は今期のトップ。さすがの日曜劇場ブランドだが、レビューサービスFilmarksでの評価は5点満点で3.6(9月5日現在)と決して上位とは言えない。そもそもブランド力の低下を指摘する向きもある。

「考察させるものでもないし、ハラハラドキドキの展開があるわけでもなく、感動の押し売り的でもない。それを《つまらない》と思うか、《穏やかに紡ぐヒューマンドラマ》と見るかで評価が分かれるんでしょう」(前出の亀井徳明氏)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発