岡部たかし&ひろき父子が「ばけばけ」でまた“共演” NHKは「親子出演」なぜ好む?
■佐藤浩一と寛一郎のケースも
NHKが親子俳優を起用するケースは決して珍しいことではない。佐藤浩市(64)と息子の寛一郎(29)は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で同一作品に出演している。寛一郎も現在放送中の「べらぼう」に出演中で、岡部ひろきと同様にNHK御用達俳優になりつつある。
「岡部ひろきさんや寛一郎さんは“親の七光”というよりは、実力で役を勝ち取ったと言っていいでしょう。ただ、親子であることが、全く影響していないかというとそうとも言い切れません」
こう語るのは、前出のNHKドラマ制作関係者だ。
「父親が有名な俳優であれば、素性がはっきりしているし、身辺調査が難しくない。問題を起こして途中降板といった心配が格段に減ります。NHKは若手俳優が有名になる前から自前で発掘し、ドラマなどで育てる歴史があります。実力派俳優の子供が俳優ということをいち早く知る状況にありますし、スポンサーの目を気にする必要もないので、早くから良い役につけて御用達俳優にするのは驚くことではないでしょう」