最新回の朝ドラ「ばけばけ」ウラの見所~お見合い相手は“べらぼう”の29歳俳優じゃないか!過去“朝ドラ”女優も登場で今後が楽しみ
第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」#10
【朝ドラのツボ!】
両家の親同士も良好な雰囲気で、トキ(高石あかり)と銀二郎(寛一郎)のお見合いはうまくいきそうな空気に。このままいけば結婚は確実! しかし、急に現実味を帯びてきた結婚に、トキは銀二郎とのお見合いを進めることをためらってしまう。
そんなトキに、銀二郎は散歩に誘う。トキと銀二郎のお見合いはうまくいくのか?
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【本日のツボ】
「べらぼう」の馬面太夫と「マッサン」のエリー
※※以下、ネタバレあります※※
昨日から、話はおトキの2度目のお見合いです。前回、父と祖父がいまだにまげを落とさず、武士であり続けたことで、破談になってしまいました。その責任を感じた父・司之介(岡部たかし)は、まげを落としてお見合いの席へ。
ところが、今度のお相手とその父は、まだまげを結っていて、司之介の“落ち武者”になり損というオチでした。
そして、本日。顔をちらりと見ただけの相手と末永くやっていくことが怖いと言い出すトキに、お見合い相手の銀二郎が「2人きりで話しませんか?」と持ち掛けます。
そして、連れだした先は、傳が連れて行ってくれた「松風」の怪談の舞台でもある清光院でした。銀二郎も怪談好きと知ったトキ。喜々として銀二郎を松風の血痕がある場所に案内します。「怪談好き」という共通の趣味で、ぐっと距離が縮まりました。
2回目にしてお見合い作戦は大成功。ということは、あの占いは当たらなかったことになってしまうわけですが……。
めでたく婿を迎えることになった松野家。祝いに司之介が持って帰って来た牛乳で乾杯。「ハリーポッター」のバタービールの泡ひげならぬ、牛乳ひげでキャッキャッ騒ぐ愉快な家族。トキが守りたかった家族の幸せに、じんとしました。
銀二郎とイライザは“あの人”だ!
それにしても、松野家に婿入りしてあの長屋で一緒に暮らし、借金を返してくれるなんて、銀二郎、なんていい人なのでしょう。
演じる寛一郎は、「べらぼう」の馬面太夫ではありませんか! 祖父は三国連太郎、父は佐藤浩市と俳優3世のサラブレッド。時代劇がよく似合います。
本日はもうひとり、懐かしい顔を発見。ヘブンの勤める新聞社の同僚、イライザ・ベルズランド役のシャーロット・ケイト・フォックス。
そう。ニッカウヰスキー創業者夫妻をモデルとした「マッサン」で妻・エリーを演じていました。2014年後期の作品なので、もう11年も前のことですね。今後もヘブンとトキに関わる重要人物ということで、こちらも楽しみです。
(桧山珠美/TVコラムニスト)