(3)画期的! 痩せる糖尿病治療薬「GLP-1受容体作動薬」の効果

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食事制限は食べることが好きな者にとって最大のストレス。血糖値が上がるのは食事よりむしろストレスのせいだ」

 こう嘆くのは糖尿病歴30年以上の70代男性Yさんです。毎年、秋の味覚を堪能している食通のYさんにとって、確かにストレスは血糖値上昇の一因です。とはいえ、糖尿病の人にとって食事療法は欠かせません。

 Yさんが糖尿病と診断されたのは40代の働き盛りの頃。のどの渇き、頻尿、記憶力低下、空腹時のイライラ、だるさなどの症状があり、病院を受診したところ、医師から即日入院を言い渡されたそうです。

「当時の私は若かったこともあり、夜中まで仕事をし、夜9時から飲みながらステーキ3人前を平らげ、夜食にラーメン、朝はどんぶり飯という生活でした」

 そのせいで70キロだった体重が80キロに増え、受診時の中性脂肪は300㎎/デシリットル、血糖値500㎎/デシリットルという危機的状態でした。

「1週間の入院治療で血糖値が戻り、以後、血糖降下薬を服用しながら、通院を続けています。今では血糖値(HbA1c)7.0で安定しています」(Yさん)

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