著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

河島英五さんは、優しく包み込むような温かい雰囲気でその場の空気を変えてしまうような存在感のある方

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「酒と泪と男と女」「時代おくれ」などのヒット曲で知られる河島英五さん(享年48)。白いジージャンとジーンズ姿は182センチという実際の身長以上に「大きい人」というイメージが今でも残っています。

 愛嬌をふりまくというタイプではありませんでしたが、その歌い方同様に、飾り気のない、朴訥としていながら、優しく包み込むようななんとも言えない温かい雰囲気でその場の空気を変えてしまうような存在感のある方でした。

 テレビのゲストで出演された際、数あるヒット曲のお話をされ「そら、売れたらうれしいけど、これをヒットさしてやろうと思って作ったこともないし、作っていただいた曲も自分が歌いたいようにやってきただけなんで、それを喜んでくださる方がたくさんいてくれてはって、カラオケで自分の持ち歌にして歌ってくれてはるいう人が多いらしいんで“俺とおんなじ気持ちでいてくれたはんねや”と思うとうれしいですね」とちょっとはにかむように照れくさそうに話されていたのが印象的でした。

 これからのことを伺っても「年を重ねていったら、その時その時で思うことも変わってくるやろうし。その時の素直な気持ちを歌にして好きなように歌っていけたらそれが一番ええんちゃいます?」と、あくまで自然体で流れのまま身を任せているという感じでしょうか。

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