ガダルカナル・タカさんが披露 ビートたけしと松方弘樹の飲み比べ、明石家さんまとのハシゴ酒
全裸で先を越された、たけしさんとの忘年会
たけしさんとの忘年会の思い出もあります。たけしさんが珍しく2次会の店を指定して「先に行ってるからな」と店を出ていった。われわれ軍団が後から行って店のドアを開けたら、たけしさんが全裸でカウンターに座って先に飲んでいた。
やられたと思った僕らは「クソッ」と裸になり、ナニに花を結びつけて「いい店ありますね」なんて言いながら入っていきました(笑)。そんなおふざけを普段からいつもやっていました。
そんな僕らに出くわしたお客さんはかわいそうだけど、でも、当時はネット社会じゃないし、逆に「たけし軍団が店で脱いでる」と喜んでいる時代でした。
よくご馳走になったのは(明石家)さんまさんです。20年くらい前、さんまさんがお酒を飲めるようになってからです。メンバーはさんまさんの他は「明石家さんちゃんねる」に出ていた僕と(笑福亭)笑瓶ちゃん、松尾、温水(洋一)クン、たまに木田優夫。最初にメシの店で集合し、それから六本木のクラブを2、3軒ハシゴする。クラブがハネたら六本木でアフターです。
毎週、行ってた時もあるし、最低でも月に2回くらいは連れて行ってもらいました。支払いは全部さんまさん。さんまさんはどれくらいお金を使っていたかなあ。カラオケの店は日本一料金が高い店でしたね。
■酒席でもクラブのお姉ちゃんを笑わせることに専念する明石家さんまさん
さんまさんは朝までいてもずっとあのテンションのまま。アフターで誘ったクラブのお姉ちゃんたちも笑わせて。そういう時は笑瓶ちゃん相手なら笑瓶ちゃんの笑い、まっちゃん(松尾)ならこの笑いみたいなのがあって、それにお姉ちゃんを絡ませて面白い笑いをつくっていました。それがさんまさんにとってはストレッチ、キャッチボール、ノックのようなものなんでしょうね。普段の笑いの訓練になっているんです。
ただ、笑瓶ちゃんが亡くなってから1回集まったのが最後ですね。
さんまさんの誕生日のことも覚えています。さんまさんは飲んで帰宅後に、大好きなテニス、サッカーがある時はテレビでチェックします。それがない時は誕生日とかにもらった高価なバッグとかに好きなもの、キャラクターとかを自分で縫いつけ、オリジナルを作る。
そこでさんまさんがその作業をするのに便利なように、みんなでお金を出してバッグとか皮に縫い付けることができるミシンを買って送りました。さんまさんは手先も器用なんですよ。
■好評!たけし軍団のYouTube
僕自身、最近はコメンテーターというのか、パネリストみたいな仕事が増えています。そういう番組では僕らしさを出そうとしてちょっと砕けて見せたりしていますが、このご時世でマジメなコメントをしなきゃならないことが多くなってきた。そのフラストレーションがたまってくるんですよね。軍団で今、YouTubeをやっていますが、そこでできる面白いことはないか模索しているところです。時代が変わって僕らがこれまでやってきたことはできないものが多いので、そこをなんとかこじ開けようと。おじいちゃんたちが面白いことをやっているなと思えるものや、提供できる場がないかを考えています。
(聞き手=峯田淳)



















