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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

ついに興収200億円突破! 映画「国宝」の続編はいつ?

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「まず原作者の了解を得ながら脚本をつくっていくことが難しい。次に監督(李相日氏)や出演者に続編オファーを納得させられるかどうか。今回の作品は製作費が12億円でしたが、次はもっとかかる。それでもつくって興収が数十億円では評価されませんよ」

 今の日本映画界なら興収が20億~30億円もあれば大ヒットだそうで、続編が製作されれば50億円ぐらいの数字は出せるはず。それでも「失敗」と言われてしまうのだ。

 そこで僕は性懲りもなく「では、歌舞伎を題材にした別の作品を撮れば、ブームの今ならそれなりにヒットするのでは?」と水を向けてみたが、やはりプロデューサーの回答は否定的だった。

「それには歌舞伎界の協力が必要で、舞台の撮影や衣装などにもお金がかかる。歌舞伎の世界は奥が深いものなのに、今の映画はなるべく短期間で撮影を終えたい。そもそも歌舞伎が見たいんだったら、ファンは歌舞伎座に本物を見に行った方がいいでしょう」

 確かに「国宝」の大ヒット以降、歌舞伎座への来場者は急増しており、歌舞伎界全体の収入も大幅に増えている。興行を担う松竹の演劇事業も大きく黒字化したそうだ。

 事情を知らない人たちはすぐに二匹目のドジョウを口にするが、映画製作というものはそんなに簡単ではない。そう考えると、安易な続編などは考えるべきではないのだろう。

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