林哲司×鈴木康博 音楽活動の原点を語り尽くした

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鈴木 僕にとってのビートルズは現実的でね。「I Should Have Known Better」(64年)です。高1の終わり頃、小田(和正)とは同じ高校で、学校の帰りに小田に「この曲、ハモってみない」と言われて歌ったんだよね。それまで誰かと一緒に歌ったことなんかなかったけど、ハモってみたらすごくよかった。僕の場合はそこからすべてが始まったから(笑)。そのちょっと前からギターを弾き始めて、学園祭で何かやろう、爪痕を残そうと盛り上がりました。学園祭で実際にやったのはビートルズじゃなくブラザーズ・フォアだけど。

 その後、ビートルズのイギリス、UKの音楽からアメリカの音楽が元気になり始める時代になると、初めてシンガー・ソングライターという言葉が生まれる。その代表格がジェームス・テイラーとキャロル・キング。自分で作品を書き自分で歌うスタイルのアーティストです。それからイギリスでは出てきたのがエルトン・ジョン。こういう新たな時代が始まり、僕も触発され、自分も曲を書いて歌いたいと思うようになった。


鈴木 僕はそういう音楽を聴いただけでショックを受けていた時代。自分で曲を書いて歌うなんてとても……。

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