林哲司×鈴木康博 音楽活動の原点を語り尽くした

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 当時は音楽を勉強したくても、ポップスを学べるところがなくてね。やるなら音大に行くしかなかった。そんな時にヤマハにポップスを教えてくれるコースができた。オフコースとしてデビューしていたヤスさん(鈴木)とはそこで初めて会った。僕は4期でヤスさんは3期。1期先輩です。

鈴木 ビートルズ、フォークソング、初期のソウルミュージックを自分なりにコピーして勉強していたけど僕もみんなももっとそれを確かなものにしたいと思って教室に来ている人が多かったですね。話をしていてすぐに通じる感じだった。

 当時、僕は「ライトミュージック」という音楽雑誌の編集を手掛けていた。ヤスさんはギターがうまくて譜面を提供してもらったりしていた。ヤスさんはデビューも入学期も先輩なのに、高ぶったところがなくて、リラックスして音楽の話をすることができるような仲間でした。

鈴木 その頃、僕が一番影響を受けたのはギター一本で自分のことを歌うジェームス・テイラー。曲でいえば「Fire and Rain」。シンガー・ソングライターってこういうことかとわかった気がします。僕もギターの弾き語りを始めるようになり、この世界で生きていくんだという自覚ができた。

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