小宮孝泰さんの悲願 18年前から続ける一人芝居「線路は続くよどこまでも」をドキュメンタリー映画に

公開日: 更新日:

亡き妻が名前をつけた落語会は続けていきたい

 ただ、向こうに立つだけでもいい。もし北朝鮮に行けなかったら、板門店のところからとか、中国側から北朝鮮を見ることができる橋があるのでそこからとか。

 ドキュメンタリーにもするので、去年の舞台は鄭さんと話をして改訂しました。お芝居は1時間半くらいです。僕の一人芝居は必ず前説をやります。「線路は続くよどこまでも」は朝鮮総督府鉄道の話で、その成り立ちや父親のことを説明しないとわからないから。

 これまで撮ったのはまだ5分の1くらい。3月で古希になったし、あと1、2年くらいの間に完成することができればと思っています。

 僕は高校では落語研究会を作り、大学(明治大学)でも落研だったので今も「ごらく亭」という役者の落語会のプロデュースをやっています。亡くなった妻(2012年に他界)がつけた名前なので、妻のためにも続けなきゃいけないと思っています。最初の頃は松尾貴史さんが出てくれたし、山口良一さんは毎回出演してくれています。

「ごらく亭」の公演は年1回です。23年には自分で作った新作もやってみました。菊池寛の短編小説を落語にした「狐を斬る」です。やってみてわかったのは新作をやっている人の苦労です。できるまで2年くらいかかったかな。柳家喬太郎さんに読んでもらって修正し、立川談笑さんにも直してもらったりして、なんとか30分くらいにまとまりました。

「狐を斬る」はできれば映画にしたい。監督とかじゃなく、僕はプロデュース。出るのは脇役でいいです。

 プライベートでは墓じまいですね。小田原の出身で4歳上の兄が国府津に住んでいます。2人とも子供もいないし、家族もいない。兄にはいい顔をされないけど、避けて通れません。

 兄にはエンディングノートを渡そうかと思っています。空き家になるとか、認知症とかになって、誰も面倒を見る人がいない場合は他人に迷惑がかかりますからね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  2. 2

    ドラ1候補の沖縄尚学・末吉良丞“まだ治らない左ヒジ”に日米スカウトやきもき…夏の甲子園沖縄県予選きょう23日開幕

  3. 3

    注目の集中審議で高市首相が“錯乱答弁”連発…「中傷動画」「サナエトークン」野党質問を圧殺し被害者ヅラ

  4. 4

    ドジャース指揮官は真美子夫人に言及も…2児の父となった大谷翔平に「心配のタネ」

  5. 5

    ロッキーズ菅野智之にトレード浮上! Dバックス、パドレス入りで打倒ドジャースの急先鋒になるか

  1. 6

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 7

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  3. 8

    高市内閣支持率下落の必然…衆院選の公約「消費税ゼロ」反故にする裏で進める“ゲリマンダー政治”の闇

  4. 9

    巨人橋上監督代行が見せたシビアな顔 「坂本勇人を使ったら、浦田が使えなくなっちゃう」

  5. 10

    維新の念願「都構想」は絶望的…足元見た高市首相が吉村代表に“諦めろ”と引導渡す