てれびのスキマ 戸部田誠
著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

コント赤信号・渡辺正行の代名詞「コーラ早飲み」“不敗神話”の裏に「無理と我慢」

公開日: 更新日:

「2本飲むってことが、どんだけ大変なことか!」(渡辺正行/TBS系「ラヴィット!」5月25日放送)

 ◇  ◇  ◇

 コント赤信号の「リーダー」こと渡辺正行(66)の代名詞といえば、もちろん「コーラの早飲み」だ。番組で見取り図・盛山と対戦することになった渡辺は、その衰えのない早飲みを見せつける。だが、スタートのタイミングを間違え勝負は不成立に。もう一度となったときに叫んだ一言が今週の言葉だ。

 もともと「コーラの早飲み」芸が生まれたきっかけは偶然だった。渡辺は明治大学の落語研究会に入り、先輩の三宅裕司や立川志の輔に出会った。当時、2人が俳優を目指していたため、影響を受けた渡辺は落研の同期である小宮孝泰と劇団テアトル・エコーの養成所に入所。先輩であるラサール石井と「芝居」の練習としてトリオを組んだ。それが「コント赤信号」の始まりだった。

 ストリップ劇場などで腕を磨いているうちに本格的にお笑いの世界に入り込み、「暴走族コント」などで3人はブレーク。「笑ってる場合ですよ!」や「オレたちひょうきん族」(ともにフジテレビ系)などに出演し、確かな地位を掴んでいった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異