あの「嫌いな芸能人」騒動は番組側のタレントに対する驕りだ
テレ朝には田村淳司会の「ロンドンハーツ」で「格付けしあう女たち」というコーナーがある。女性タレントがスタジオでバトルを展開する企画だが、予定調和とはいえ迫力ある口論は人気を博している。「過去の人気番組にヒントを得るはテレビマンの性」といわれる業界。
視聴率のため実名にしたのだろうが、一方が出演していないのは配慮に欠ける。番組側のタレントに対する驕りとしか思えない。
「嫌い」という言葉に視聴者は敏感に反応する。思い出すのが芸能界の「犬猿の仲」。主婦層に関心が高く、井戸端会議のかっこうのネタになることもあり、女性誌のお家芸だった。
本人が「〇〇は嫌い」と記者に言うわけもなく周囲を取材。不確かなまま記事にすることもあった。ある女優にこう言われた。
「仲がいいも悪いも一度しか共演していないのに、“犬猿”と言われてもね。気にする人もいるでしょう。ただ、共演して合わない人は男女問わずいるものです。この世界は」
テレビのピー音のように週刊誌はイニシャルで記事にしていた。当然、話の中心はスキャンダル。


















