批評家が厳選…猛暑の夏に背筋が凍る「恐怖映画DVD」特集

公開日: 更新日:

■誘拐シーンのリアリティーに胃がきしむ「チェイサー」

 小さい子供がいる方はノンストップスリラー「チェイサー」が一番怖いかもしれない。のどかな公園、楽しく遊ぶわが子から一瞬目を離すと、もうそこに子供はいない。青ざめて捜し回るママの目に、今まさに車に引きずり込まれる坊やの姿が入る。この誘拐シーンのリアリティーと恐ろしさたるやハンパではない。そこから彼女の悲壮なる追跡劇が始まるが、警察を呼ぶ暇も、車を止める手だてもなくひたすら高速を追いかけるのみ。相手を見失う恐怖の中、ガソリンと時間はむなしく消費され続ける……。演技派女優ハル・ベリーの面目躍如、上映94分の間、胃が痛むような緊張感がずっと持続する。

■“オンナの怖さ”がトラウマになる「イニシエーション・ラブ」

 同じ女性でも“オンナの怖さ”をトラウマレベルで植えつけるのが「イニシエーション・ラブ」。バブル時代を舞台にした、合コンで出会ったカップルの初々しい純愛ドラマ……だと思って見ていると、後半きっと死ぬほどビックリするはず。原作者・乾くるみ自らアイデアを出したという、この映像ならではの大トリックには、たとえ原作既読者でも唖然呆然だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の大誤算!「私の悲願」と豪語の消費税減税に世論「反対」多数の謎解き

  2. 2

    「エプスタイン文書」名前記載日本人のジャニーズ“顧問歴”が波紋…ファンの擁護と芸能界に広がる影響

  3. 3

    国民民主の“お嬢さま候補”が運動員買収容疑で逮捕 自爆招いた強すぎる上昇志向と国政進出への執着心

  4. 4

    高市首相が国民を騙し討ち…選挙公約記載なし「定額働かせ放題」を施政方針演説に突如ねじ込み

  5. 5

    愛子さまの将来に影響を与える高市政権「皇室典範改正案」66歳の誕生日を迎えた天皇陛下は…

  1. 6

    国民が気付いた税収減の危うさ…衆院選“争点つぶし”の副産物「消費税減税反対24.9%」で最多

  2. 7

    大谷翔平のWBC“緊急登板”は本当にないのか?「(自分が投げると)絶対に言う」と栗山英樹前監督

  3. 8

    4月からフリー転身の岩田絵里奈アナに立ちはだかる 「日テレ出身」の不吉なジンクス

  4. 9

    高市首相「コラム全消し」炎上やまず…過去発言の“ほじくり合戦”まで勃発で完全裏目

  5. 10

    和久田麻由子vs岩田絵里奈 "女子アナサバイバル”の勝者はどちらに?