本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

「賞レース」の闇 どんな世界にもフィクサーが存在する

公開日: 更新日:

「それを仕切ってた人もいるんですよ。テレビ局関係者が直接プロダクションからお金もらうってことは絶対なかったですから」

 1970年代半ば、テレビも歌謡番組がいまよりはるかに多く、その年の歌謡曲ナンバーワンを決める大賞は売れ行きに大きな影響力をもたらした。当然、審査員への実弾攻撃、現金が飛び交う。

「よく言われるような芸能ゴロが芸能プロダクションと審査員の間をとりもって現金を渡すかのように言われてるけど、それは違って、この業界に詳しい人に任されるわけです。ちゃんとした人に。いつの時代もこの人に話を通さないとダメっていうのがあるんですね。たとえばどの社会でもあるじゃないですか。今回の関西電力金品受領問題だって、関電幹部に金品を提供した元助役っていうのがいたわけでしょ。フィクサーが。関電だってこのおっさんに話通さなけりゃ、裏金やプレゼント攻勢やれなかった。そういう人がどんな世界にもいるわけじゃないですか。存在感もちゃんとしてる。いいにしろ悪いにしろそういう人たちがいらっしゃった。芸能界でもそういう役割の方たち、全部名前知ってるけど言えないです。現実問題、賞取りのときだけはそうだったですね。紅白歌合戦のときは選考基準がある程度わかってるわけですけど、ただ当落線上ギリギリの人たちは多分、NHKの人に対するそういう交渉事っていうのはレコード会社がちゃんとやったと思うんですよね。いまでこそバーターとかなんとかって言葉を使ってますけど。昔もそういうバーターみたいな言葉があったらそんなの当たり前だろってことです」

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