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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。2019年、「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixで映像化配信され大きな話題に。最新刊に、「東京降りたことのない駅」(大洋図書)、「全裸編集部」(双葉社)などがある

「賞レース」の闇 どんな世界にもフィクサーが存在する

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(C)日刊ゲンダイ

「それを仕切ってた人もいるんですよ。テレビ局関係者が直接プロダクションからお金もらうってことは絶対なかったですから」

 1970年代半ば、テレビも歌謡番組がいまよりはるかに多く、その年の歌謡曲ナンバーワンを決める大賞は売れ行きに大きな影響力をもたらした。当然、審査員への実弾… 

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