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荒木経惟写真家

1940年、東京生まれ。千葉大工学部卒。電通を経て、72年にフリーの写真家となる。国内外で多数の個展を開催。2008年、オーストリア政府から最高位の「科学・芸術勲章」を叙勲。写真集・著作は550冊以上。近著に傘寿記念の書籍「荒木経惟、写真に生きる。荒木経惟、写真に生きる。 (撮影・野村佐紀子)

<109>連載1000回超「人妻エロス」で「女性はみんな素晴らしい」って確信できたんだ

公開日: 更新日:

『週刊大衆』で長年やってる「人妻エロス」ね、2年前に、オレが80歳になった年に、千回を超えたんだって。

 ライフワークって言ってるんだけどさ、自分で。女のすべてがみんな、入っている。いろんな生きること、女の生きるっつうことがね(1997年に始まった雑誌『週刊大衆』〔双葉社〕の連載「アラーキー不倫写 人妻エロス」は11月21日号〔11/7発売号〕で1074回を迎えた。雑誌の連載をまとめた写真集21冊が同社より刊行されている)。

 人妻ぐらいにならないとダメだね、ヌードは。女の裸には、すべてが写っている。旦那に内緒で来たとか、旦那に推薦されて申し込んだとか、グラビアに出てみたかったとかさ、撮ってくれって来るんだよね。普通だったら、腰を細くしたいとか、あるじゃない。そんなの関係ないんだから、腰はどこだっていうのがウケるんだよ(笑)。

 女性(おんなせい)っつうか、人間性というか、もう堂々としたのがあるわけだよ、人格っていうかさ。だから、女ってすごいなあって、毎回、お勉強させてもらってますよ。撮って欲しいっていうことより、見せたいっていうか、生きざまだな。

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