俳優・東出昌大の“脱石油”生活に密着(前編)「過度な成長は望まない」

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 混迷を深める中東情勢。石油不足があちこちで顕在化し、これまでの大量消費社会を維持するのはもう無理じゃないか──。そう考えた記者はふと、俳優の東出昌大のことを思い出した。6年前のスキャンダルがきっかけで北関東の山間部に移住し、狩猟などをしながら半自給自足生活を送っている。そのライフスタイルに、石油依存から脱却するヒントがあるかもしれないと思い、彼の生活拠点に足を運んだ。今回は前後編の【前編】

 今月中旬、曇り空が広がる日に、記者は東出の元を訪ねた。昨年末に取材して以来、会うのは2回目だ。彼が住むのは、標高700メートル地点の山間部にある古民家。正午前に到着すると、東出が「お変わりなく、お元気でしたか?」と笑顔で出迎えてくれた。

 早速、生活の拠点としている古民家に招き入れてもらった。玄関の戸を開けると、東出の猟犬・しーちゃんが記者に飛びつき、熱烈な歓迎を受けた。古民家は所々リノベーションされ、懐かしい木の香りが漂う。山の中腹にあるため冬季は室内が氷点下になることもあるが、薪ストーブなどで暖を取るという。

「例えば、江戸時代の人たちの生活は、非常に環境負荷が少なかったはず。地球環境のバランスがどんどん崩れていく中、全部元に戻れるわけではないと思いますが、自分は現代の生活とのいいとこ取りをしていきたい」

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