【廃用症候群】NTT東日本関東病院 リハビリテーション科(東京都品川区)

公開日: 更新日:

「廃用予防の基本は、呼吸、循環を含めた筋力や体力の維持ですが、入院すると筋力や体力が落ちて嚥下障害を起こす患者さんが非常に多い。そうなると食事量が減ったり、誤嚥肺炎などから、さらに廃用が進む悪循環になります。ですから、患者さんの入院と同時に、まず飲み込みの評価と嚥下機能を低下させないためのリハビリをします」

■「病室」での行為が退院後に重要になる

 食事の栄養管理や口腔ケア(歯科)などに関しても、リハビリ科が総合的に関わっていく。運動だけでなく、日常の「顔を洗う」「トイレに行く」「売店やラウンジに行く」などの生活行為をきちんとやってもらうことが大切になるという。

「リハビリ室でやってもらう『できる動作』よりも、病室で『している行為』の方が退院後の生活では重要になります。ですから、どうすれば無理なく動けるか、手すりやベッドの高さ、ベッドの向き、移動の方法などを看護師さんと一緒に病棟に行って考えたり、環境を整えたりします」

 近隣に住む患者の場合、必要であれば退院前にリハビリスタッフが患者の自宅に出向き、その環境に合わせたリハビリを訓練の中に取り入れるケースもあるという。これらの体制によって、同科の廃用患者の平均入院期間は2013年度の34日から、現在は26日にまで短縮が進んでいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  2. 2

    りくりゅう“婚約発表”が批判されたのはなぜ? 祝福ムードから一転…交際を「言う/言わない」の境界線

  3. 3

    永瀬廉のファンミに不満の声…King & Prince分裂後の"集金アイドル"活動とちらつく結婚

  4. 4

    金利上昇がもたらす「投資から貯蓄」への流れに政府は真っ青

  5. 5

    阪神・佐藤輝明のドジャース入りに暗雲か? 大谷翔平が思わぬ“遠因”になる可能性

  1. 6

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  2. 7

    日本ハム新庄監督「来季続投の6年目突入」に現実味…V逸決定的になる中で注目されるその去就

  3. 8

    中日・井上監督が目下最下位、6年連続Bクラス濃厚でも来季続投に“自信&意欲マンマン”のワケ

  4. 9

    福山雅治「不適切会合」問題ほぼノーダメージでTVジャックのウラ…中居正広氏らとは「次元が違う下ネタ」とは

  5. 10

    内閣広報室の予算要求が前年度比10倍超の72億円に爆増! 高市首相“ヨイショ体制”強化にネット大荒れ