【心筋梗塞】意識を失ったらすぐに心臓マッサージ

公開日: 更新日:

 心筋梗塞の発症は冬に多いが、脱水で血液が濃くなる夏場も侮れない。心臓発作が起こりやすい時間帯は、「早朝の6~8時」と「夜間の20~22時」ごろ。

 かかりつけ医に相談できる時間でもないので、早急に救急車を呼ぶことが重要になる。

 心筋梗塞を疑う「胸の痛み」は狭心症でも起こるが、普通の狭心症は体を動かしている時に発症し、数分から15分くらいで治まるのが特徴。しかし、狭心症発作が頻回、起こるようになり、安静時でも起こるようなら「不安定狭心症」が疑われる。心筋梗塞と同様に救急車が必要。東邦大学医療センター・大橋病院の原英彦准教授が言う。

「不安定狭心症は、心筋梗塞の一歩手前と考えていい。発作を繰り返しているうちに、大きな発作がなくても心筋梗塞が出来上がってしまう場合があります。ですから、不安定狭心症と心筋梗塞は区別せずに『急性冠症候群』と呼びます」

 心筋梗塞の重苦しい強い胸の痛みは、ピンポイントで場所を表現することはできない。あえて言えば「胸の中央辺り」。中には「胃が痛い」と訴える人もいるという。肩や背中、あごや歯などが痛む関連痛もある。「冷や汗」や「吐き気」を伴うこともある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々