食生活改善で前立腺がんのリスク低下 取るべき食物は何だ

公開日: 更新日:

 何をどう食べ、どういった運動をどれくらい行えばいいかは、まだ分かっていない。

「ただ、トマト、ブロッコリー、大豆、ウコン、コーヒーにそれぞれ含まれる抗酸化成分は前立腺がん対策に役立つというエビデンスがあります」

 このひとつ、ウコンの抗酸化成分クルクミンについて井手医師は研究中だが、クルクミンの吸収率を高めたサプリメント(市販品)を前立腺がんの患者に投与したところ、前立腺がん細胞のアポトーシス(自殺的に脱落死する現象)が多かった。特殊な酵素を通してクルクミンが前立腺がんの細胞に到達し、そのような効果をもたらしているのだとみている。

 また、クルクミンのサプリを服用した人はホルモン療法を経て手術を受けた後のPSA上昇が有意に抑えられた。これらの結果は解析を加え研究論文として発表予定だ。

 ウコンはカレーに含まれる成分。今日からカレー、トマト&ブロッコリーサラダ、豆腐や豆乳、コーヒーを積極的に取るか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明