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小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

嫌がる相手でもとりあえずしてしまえば何とかなるのか?

公開日: 更新日:

「妻(恋人)がセックスを嫌がるようになった」という男性の不満をよく耳にします。

 閉経や婦人科系の病気を経験すると、今まで通りにセックスができなくなることは珍しくありません。しかし男性にとっては、「なんで拒否し続けるのか」「病気の治療は随分前に終わったのに、なぜできないのか?」と、納得できない部分があるのかもしれません。「セックスをしてしまえば、何とかなるだろ」といった男性の声も聞いたことがあります。

 しかし、そういった無計画な行動を取ると、パートナーとの距離ができてしまう恐れがあります。では、男性からどう具体的にアプローチをすれば、元の性生活を送れるのでしょうか。

 実体験から振り返ると、最初に行うお勧めの行動は、服を着ている落ち着いた状態で相手に要望を聞くこと。「痛い」「怖い」「しんどい」などの言葉が返ってきたら、「どこが痛い?」「どうすると『痛いかも』と思う?」と聞く。話すことで不安が和らぐ効果も見込まれます。

 あとはセックスの時のルールをあらかじめ2人で決めておく。痛い、怖いと感じた時のストップの合図。合図で動きを止める、必要であればその日のセックスはここでやめる約束をします。

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