著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

子宮頚がん予防9価ワクチン国内初承認で知っておきたいこと

公開日: 更新日:

 子宮頚がんは、予防手段があるがんのひとつ。先日、子宮頚がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防する「9価ワクチン」が日本で初めて正式承認されました。

「9価ワクチンって?」「子宮頚がんワクチンって、随分前から承認されているんじゃないの?」と思った人もいるかもしれませんね。HPVはごくありふれたウイルスで、海外のデータによると、セックスの経験がある5~8割の女性が一生に一度は感染するといわれています。

 HPVは100種類以上があり、このうち15種類が子宮頚がん高リスク型HPVです。今回承認された「9価ワクチン」は、9種類のHPVへの感染を防ぐもの。これまで日本には「2価」「4価」のワクチンしか承認されていませんでした。9価ワクチンが承認されたことで、子宮頚がんの90%以上を防ぐことが可能とみられています。

 全世界で子宮頚がんワクチンを導入する国が相次いでいる中で、日本の対応はかなり遅れています。その理由は接種後に運動障害などの報告があったためです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所