突発性頚椎硬膜外血腫と闘う三浦雄一郎さん「ストックを突いて歩けるだけ儲けもの」

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 自宅に戻ってきたのは今年2月。術後8カ月目です。それから階段の上り下りを練習したり、ウエートトレーニングをして、練習用聖火を持って外を歩いたり、ゆるい坂道を上る練習をして、本番に臨みました。

■病気には「治る楽しみ」がある

 状態としては、その頃からまだあまり変わっていません。後遺症として下半身を中心に麻痺が残っていて、自分の感覚では体の左側は60%回復、右半身は50%といったところです。将来的に麻痺が治るかどうかわかりませんが、ストックを突いて歩けるだけ儲けものだと思っています。もっと状態が悪い人もいるわけですから……。

 リハビリに焦りはなかったですよ。最初から聖火リレーには間に合う、できるだろうと思っていました(笑い)。これまでも病気やケガはいくつも経験してきましたから、付き合い方は慣れています。

 今はリハビリあるのみ。週に3回、自宅へ療法士が来て、ちょっとしたリハビリをしているほか、リンパマッサージ。月曜と土曜にはスポーツジムに行ってゆっくりした運動を少しずつやっています。たとえば、固定バイクならせいぜい5分。トレッドミル(ランニングマシン)はバーにつかまりながらウオーキングやランニングを5~10分ぐらい。今のところはゆっくりね。

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