阪急阪神ホテルズは氷山の一角 “ニセ食材”がなくならない背景

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「ダマされた!」と思った人もいるだろう。阪急阪神ホテルズが運営する8ホテルの計23店舗で“ニセ食材”を使っていた問題だ。「鮮魚のムニエル」とうたいながら実は冷凍保存の魚を使ったり、「九条ネギ」の正体が普通の青ネギだったりと、表示と異なる食材の提供例は47件。06年3月から13年9月までの利用客は7万8775人に上るというから、凄い数字だ。

 食材のニセ表示は少なくない。11年8月には宮崎県のシーガイアがホルスタインを「宮崎産和牛」として出すなど計45メニューの不正表示が発覚。消費者庁によると、12年度に全国から寄せられた食品表示に関する苦情などは625件。51の業者が行政指導を受けた。

<役人がチェックできないザル法>

「消費者問題研究所」代表の垣田達哉氏によると、現行のJAS法も景品表示法も、ホテルやレストランを取り締まる条文はないという。スーパーなどでは農水省や厚労省のGメンがニセ表示をチェックしているが、飲食店は“治外法権”なのだ。

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