泥まみれ日用品に“家族の歴史”…災害ボランティア体験記

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 地袋の中には隙間なく泥が詰まり、少しずつかき出す。泥を払うと年賀状の束だ。壁掛けのプレートは旅行の土産品か。ペン立て、掛け軸らしきものも埋まっていた。壊さぬよう慎重に泥をよけながら取り出す。

 きっと、これら一つ一つに大事な“家族の歴史”や思い出が詰まっているに違いない。一方で、きれいに泥を出したところで再び住むことができるのだろうかという疑問も頭をよぎった。

 1時間に1回の休憩をはさみながら、昼まで作業。午後4時半発のフェリーで大島を後に。

「あんなに大人数でも、1軒の家の掃除が終わらなかった。災害って本当に大変なんだ。東北はもっと大変だったのかな」(中3の息子)
 短時間だったためか疲れは感じなかった。ただ、息子も記者も普段の生活では考えもしないことを実感した災害ボランティア体験だった。

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