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小躍りしたくなる<中野>

 JR中野駅北口を出ると、中野サンモール商店街が延びている。関東大震災後に中野区に人がどっと流入し、その生活需要に対応するためにできた「中野北口美観商店街」が原型だとか。

 全長224メートル。100店舗以上の店が入っているこの商店街は、心身が弱っている時でも小躍りできるほど、活気がある。私事で恐縮だが、中野駅近くの病院に約2週間の入院を3回したことがあり、その3回とも、体力を少し取り戻したら、“サンモール”を散歩していた。病み上がりの体には少々強い刺激だったものの、確実に元気を取り戻せた。
 そんなサンモールの右手側に広がる飲み屋街。酒飲みでなくても、興奮する。崩れそうな店なのにいつ行っても満員のジンギスカン屋、熟成肉が食べられるプチオシャレ店、カメラ愛好家が夜な夜な集う居酒屋、ピンクの看板が怪しげなタイ料理店。入り組んでいる道ではないのに、湯気のようにたつ熱気に当てられるのか、歩いているうちに方向感覚を失ってしまう。ここを「大人の散歩道」として認定したい。

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