景気回復? 不都合な事実から目をそむけ思考停止に陥る日本

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 今年のゴールデンウイークの国内旅行者数は前年比3%増の2380万人(JTB調べ)で過去最高だという。

 大マスコミはこれを「アベノミクスで景気回復の兆し」と解説する。テレビをつければ、行楽地ではしゃぐ人々の姿が映し出される。やけっぱちというのでもないが、どこか奇妙な高揚感である。

 足元を見れば、サラリーマンの賃金は23カ月連続でマイナス。消費税率アップに加え、円安によるコスト高で乳製品や食用油、コーヒーなどの値上げが続き、国民生活は逼迫している。一方で国の借金は1000兆円を突破し、日本国債はまた格下げされた。とても浮かれていられるような状況ではないはずだ。

「世界」5月号で評論家の寺島実郎氏が〈日本人が経済的にも精神的にも貧困化し、アジアのダイナミズムに突き上げられながら物事を深く広く考察する余裕を急速に失いつつある〉と書いていた。

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